未経験からWebマーケティングで早期に活躍できる人材を育成

株式会社メディアハウスホールディングス

株式会社メディアハウスホールディングスは、企業が抱える人材・集客・販促の課題を総合的に解決するトータルソリューションカンパニーです。お客様に最適なソリューションを届けるため、Webマーケティング事業部では近年Udemy Businessを活用し、主に若手人材の育成に力を注いでいます。今回はWebマーケティング事業部 企画室の育成ファシリテーターを務める米澤さんに加え、実際にUdemy Businessで学びを深める社員の皆さんに、オンライン学習によって実感した成果と今後の学びの展望について伺いました。

INDEX
Webマーケティング事業部が抱える「即戦力づくり」への課題
メディアハウスホールディングスのWebマーケティング事業部は、Web広告の代理店として中小企業の広告支援を手掛ける部署です。事業内には主に3つの職種があり、Web広告全般のプランニングや運用改善を行うマーケティング職がおよそ7割、新規クライアントへの提案を行うコンサルタント職が2割、残り1割が企画職となっています。
クライアント企業の規模や業界・業種を問わず幅広くマーケティング支援を行っていることから、事業メンバーには日々の業務において様々な知見や仮説思考が求められます。「専門的な能力を持つスペシャリストの育成を目標に掲げていましたが、学ぶべき内容が多岐にわたるので社員教育が隅々まで行き届かないという課題がありました」と米澤さんは話します。

Webマーケティング事業部が抱えていた人材育成の課題は次の3つです。
①Webマーケティング業界経験が浅い新人社員の即戦力化
②新任マネージャーの早期スキル装着
③テック化を活用した生産性の向上
メディアハウスホールディングスでは積極的な新卒採用をはじめ、中途採用も同様に強化しており、なかにはWebマーケティングの知識がない社員もいます。今期はそういった背景のなかで人材育成課題の①に特に注力しています。これまではその都度ゼロから社員研修を実施したり、先輩社員が個別にOJTで指導したりしていましたが、どうしても実践スキルの質にばらつきが出てしまい、新人社員間でパフォーマンスに差がついてしまう場合もありました。
導入の決め手は、あらゆるスキルを学べる講座の豊富さ
複数のオンライン研修サービスを比較するなかでUdemy Businessを選んだ理由について、米澤さんは「未経験からスペシャリストレベルまでのWebマーケティング講座がそろっていること、またその他のビジネスやマネジメントに必要なスキルまで幅広く学べることが大きなメリットだと感じたので」と説明します。
加えて、従来の対面研修では拘束時間が長くなり、主に講師側の業務時間が圧迫されていることも懸念点としてありました。忙しいメンバーが業務の合間などに短時間で知識を身につけられるかどうかも重要な検討材料の一つでした。
試験的に導入してみると、「一つの分野のみに特化しているのではなく、幅広い分野で知りたい情報をいつでも探して学べる手軽さがあり、当社が抱える3つの人材育成の課題を解決に導いてくれるのではという期待感がUdemy Businessを選ぶ決め手になりました」(米澤さん)
会社全体で推進する業務のテック化やAIの活用といった場面においても、Udemy Businessでは最先端の情報を知ることができる講座が充実しています。デジタルスキルの習得に役立つことも後押しとなり、Webマーケティング事業部のメンバーでUdemy Businessを活用したオンライン学習をスタートしました。
全員のスキルを底上げ!Udemyのラーニングパスで描く成長への道筋
学習の促進を図るため、メディアハウスホールディングスではUdemy Businessのラーニングパス(学習カリキュラム)を活用しています。「Webマーケティングの基本知識」「顧客対応で必要な知識」「AIをはじめとするテクノロジー関連の知識」の3つのラーニングパスを作成し、新人社員や未経験で入社および異動してきたメンバーは最初の3か月ほどでこれらのテーマへの学びを深めます。
米澤さんは「全員が同じ講座で学ぶことにより、これまでのように実践スキルの質のばらつきが出ることもなくなりました」と導入の成果を振り返ります。その結果、未経験のメンバーをWebマーケティング事業部の即戦力として引き上げる原動力になっています。
日常業務が忙しいなかでは、豊富にあるUdemy講座の中から目当てのものを探す作業に時間が取られがちですが、企画室からの発信で学ぶ内容を指定できるラーニングパス機能により、メンバー全員のスキルの底上げ・平準化と、次に学ぶ内容に迷うことなくスムーズなレベルアップができる状態を実現できました。
学びによって業務内容に深みをプラス。学習者が語るUdemy活用術
実際に日々Udemy Businessを利用するメンバーも、その学びの有効性を実感しています。マーケティング職の山野邉(やまのべ)さんは、「お客様から担当領域のWeb広告以外の、SEOを絡めた質問やプランニング、企画の要望を受けることが多い」と言います。

「Udemy Businessで新たにSEOの知識を身につけたことにより、サイトの反響分析をより深く行うことができたり、効果的なWeb広告の運用ができるようになって、クライアントへの説得力の深みが増したと感じます」(山野邉さん)
三原さんは未経験でWebマーケティング事業部に配属。今では一人前のコンサルタント職へと成長しましたが、配属当初にお客様へ提案する場面ではUdemy Businessのビジネススキル講座が非常に役立ったそうです。「Webマーケティングの基礎知識や多種多様な媒体特性を身につけるうえで助けになったのはもちろん、その知識をお客様にわかりやすく伝えるための商談の流れなどのコミュニケーションに関する講座もあわせて受講することで、提案がスムーズに進むようになりました」と当時を振り返って説明します。

これまで理解できていると思っていた内容でも、改めて学ぶと「そうだったのか」と気づく場面があったり、知識の穴を埋めながらより応用的に学べる点がUdemy Businessの大きなメリットです。
繰り返し視聴と振り返りがカギ。さらなる知識定着を図る学習のポイント
学習を効果的に進めるコツについて、同じくUdemyを利用した社員の亀山さんは「倍速で講座を見て、一度で理解できない部分は速度を落として視聴したり、何度か繰り返し見るようにしている」と話します。また、個人の学習履歴をメモに残しておき、学んだことを時々振り返るのも知識の定着には効果的だそうです。

「Udemy Businessの良いところは、一つのテーマを体系的に学べることです。他の媒体では情報が飛び飛びだったり、特定のポイントだけを押さえた知識習得しか叶いません。1から10までじっくりと学習でき、通勤中などに自主的にスマートフォンで視聴できる手軽さが学習の継続を後押ししてくれていると感じます」(亀山さん)
メンバーの学習を促進するため、Webマーケティング事業部では月に1回、利用状況をランキング形式で発表しています。また、みんなが見ている人気講座の発表なども実施し、定期的に学習状況の共有を行うことで利用者のモチベーションアップにつなげています。
めざすは全社的なスキルアップ!Udemy活用の次なる一手
メディアハウスホールディングスでは現在、Webマーケティング事業部の若手メンバーを中心に学習者を増やしつつあります。「全員が共通のスキルを持つことで、学んだことを業務での実践に活かすメンバーが増えた実感があります」と米澤さんは話します。
Webマーケティング事業部で人材育成の成果が表れたことから、今後は他の事業部でもUdemy Businessを活用し、より高いスキルを持つ人材を育てたい考えです。また、当初の導入目的の1つである「テック化を活用した生産性の向上」をさらに追求し、業務のデジタル化や生成AIツールなどの活用も含め、スキルの底上げを図ることを目標に掲げています。
「そのためには、全社でWebやテクノロジーを学ぶ人を増やさなければなりません。Webマーケティング事業部の人材育成事例を社内で既に一部横展開しており、今後は他の事業部でもUdemy Businessを本格的に推進していきたいと考えています。必要な専門知識をすぐ身につけられる環境を用意することがビジネス上の大きな強みになると考えているため、Udemy Businessを学びの共通プラットフォームとして最大限に活用することで、引き続きお客様に最適なソリューションを提案するスペシャリストを育てていきたいですね」(米澤さん)