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教育機会を公平に提供しキャリア自律を促進するため、Udemy Businessを導入

株式会社アシスト

株式会社アシスト

株式会社アシストは、「パッケージインテグレーター」として、お客様にITソリューションとソフトウェアサポートを提供する企業です。同社は、研修コストを抑えつつ、急速に進展する最新技術の習得に対応しようと、Udemy Businessを導入しました。Udemy Business導入に携わったタスクフォースの社員の皆さまに導入背景やプロセスについて、そしてUdemy Businessを活用されている社員の皆さまに活用状況についてお話をうかがいました。

技術者のスキルアップが急務も、研修コスト増加が課題

アシストは、世界中から優良なソフトウェアを発掘し提供することに加え、そのソフトウェアを最大限に活用するために必要なすべてのサービスを統合して、お客様の情報活用を支援する「パッケージインテグレーター」です。2022年に創立50周年を迎え、2023年から3か年の中期経営計画「超サポ-25」を開始しました。超サポとは「全社員が圧倒的な顧客志向の下、アシスト価値の訴求に全力で取り組むこと」を意味します。同計画では、社会の環境変化に即応するため、「既存ビジネスの深化と進化」「既存顧客との関係強化」「新しい事業への挑戦」「社員の育成と成長」「DXを軸とした生産性向上」の5つの重点施策を掲げ、経営基盤の強化に取り組んでいます(図1)。

図1 中期経営計画の全体像
図1 中期経営計画の全体像

近年、社員の育成と成長に関しては、大きな課題を抱えていたと、CX本部統括部長兼開発技術本部統括部長の谷津宏和さんは述べます。

CX本部統括部長兼開発技術本部統括部長の谷津宏和さん
CX本部統括部長兼開発技術本部統括部長の谷津宏和さん

「クラウドやAIなどITの進化のスピードが速くなる中で、お客様にITサービスを提供する側として、技術で遅れをとることは致命的な問題に発展しかねない状況でした」

同社では、各技術部内で必要な技術が異なるため、技術研修は技術部ごとに実施されていました。一方で、クラウドやセキュリティなど、全技術者に共通して求められるスキルや担当技術分野以外の技術、AIなど最新の技術を体系的に学ぶ機会が十分に提供されていませんでした。

加えて、研修費を抑制しつつ、公平に研修機会を提供するという課題もあったと、DX推進技術本部担当統括部長の中尾昭彦さんは話します。

DX推進技術本部担当統括部長の中尾昭彦さん
DX推進技術本部担当統括部長の中尾昭彦さん

「技術部ごとに研修予算の上限があり、業務や成長機会の優先度に応じて外部研修に参加していました。しかし、クラウド技術など学ぶべきスキルは増えているにもかかわらず、外部研修の費用は高額で、必要な技術者全員が受けられるわけではありませんでした。特にマネージャー層は、部下に外部研修の機会を優先させ、自分が学ぶ機会を逸していました。全技術者のエンゲージメントを高めるためにも、年次や役職に関係なく、平等に成長の機会を提供したいと考えました」

数あるオンライン学習サービスの中で、Udemy Businessが全技術部に導入された背景には、試験的にクラウド技術本部で先行導入され、クラウド資格の取得に有効であるという実績があったからです。

そして、技術者向けに複数用意していた自己啓発用の学習ツールを一元化したいという意向もありました。経営企画本部人事部主査の豊田敬子さんはこう述べます。

経営企画本部人事部主査の豊田敬子さん
経営企画本部人事部主査の豊田敬子さん

「新人技術者向けにはPythonなどのプログラミング言語を学ぶeラーニング教材、全社員向けにはビジネススキルを習得する別のオンライン学習サービスを活用していました。Udemy Businessには、基礎的な技術系講座や最新技術に関する講座、ビジネス系講座と、様々な分野・レベルの講座が充実していました。また、年間定額制であるため、技術者が必要だと思う講座をいくつも自由に受講できることも魅力でした。750名いる技術者の社内の学習ツールをUdemy Businessに一本化することで、研修コストの削減と、より学びやすい環境の整備を目指しました」

タスクフォースを結成し、Udemy Businessを導入

同社では、Udemy Businessの運用を担うUdemyタスクフォースを2024年2月に立ち上げました。同タスクフォースには、各技術部と人事部から計8人の社員が集まりました。まず取り組んだのは、タスクフォースのメンバーでUdemy Business導入の目的を明確にすることだったと、谷津さんは振り返ります。

「技術が急速に進展する中で、自ら学び、成長できる技術者になってほしいと考えました。社内を『学ぶ人があふれる状態』にしたいというイメージをメンバーと共有し、その後、『Udemy Businessは、自己研鑽のために原則、業務時間外の使用に限る』といった運用ルールを決めました」

次に、Udemyタスクフォースでは、「当社の技術者に学んでほしい技術」として、技術基礎、情報活用、データベース、セキュリティなど8つのコースを定めました。コースごとに体系的に学習が進められるよう、各技術部にUdemy Businessを活用した学習内容の設定を依頼しました。その意図をクラウド技術本部クラウド技術統括部クラウド技術部課長の佐伯竜輔さんは次のように述べます。

クラウド技術本部クラウド技術統括部クラウド技術部課長の佐伯竜輔さん
クラウド技術本部クラウド技術統括部クラウド技術部課長の佐伯竜輔さん

「Udemy Businessは講座が豊富にあるため、技術者にアカウントを配付するだけでは活用が難しいと考えました。そこで、我々が目安の学習時間や学習の狙いなど、コース全体の設計を行い、各技術部に担当するコースについて、初級、中級、上級の3つのレベルで、必要なスキルを身につけるために有効な講座を選んで、ラーニングパスを設定してもらいました(図2)」

図2 8つのコースの設計
図2 8つのコースの設計

各技術部にラーニングパスの設定を依頼した結果、思わぬ効果もあったと、佐伯さんは話します。
「各技術部では、必要な講座を検討する過程で、『我々のスキルパスはどうあるべきか』という議論が行われました。これまで社内で必要なスキルが可視化されていませんでしたが、Udemy Businessの導入をきっかけにそれがラーニングパスとして定義され、全技術者に共有できたのは、とても意義深かったと思います」

導入1か月で90%以上の技術者がUdemy Businessに登録

Udemy Businessの導入初期には、Udemyタスクフォースのメンバーが「盛り上げ隊」として、技術者の活用を強力に後押ししました。専用のイントラネットを作成し、運用ルールや登録方法を告知。社内メルマガでは、利用者の声などを定期的に発信していきました。登録方法を紹介する動画を作成し、盛り上げ隊が視聴した声を紹介して、繰り返し登録を促した結果、導入1か月で90%以上の技術者がUdemy Businessに登録し、ログインしました。

盛り上げ施策の一環でUdemy Businessを活用した学びの文化を社内に根付かせたいという思いから、「もくもく勉強会」を企画・実施しました。
「Udemy Businessを活用して学習したい技術者を募り、Zoomで集まって自由に講座を受講する勉強会を実施しました。社内に学びの雰囲気を醸成しようと、終了後には情報共有の場も設けました」(佐伯さん)

各技術部におけるUdemy Businessの利用率を可視化するため、活用状況が把握できるダッシュボードを用意。また、利用者アンケートを実施すると、運用における改善点も見えてきたと、谷津さんは話します。
「高い満足度が確認できた一方で、通勤中や自宅でも講座を受講できるよう、個人端末での利用を求める声が多くありました。そこで、個人端末での利用も可能にしました」

また、技術部ごとに独自の利用促進も行っています。DX推進技術本部では、資格取得の合格体験記を部内のイントラネットで共有しています。同本部担当統括部長の中尾昭彦さんは次のように述べます。
「各種資格に合格した社員が学習法を紹介しています。例えば、『AWS資格取得を目指すなら、この講座とこの講座を受講し、知識をインプットしてから模擬試験に取り組むとよい』といった具体的なアドバイスが好評です」

図3 DX推進技術本部の合格体験記
図3 DX推進技術本部の合格体験記

資格取得の学習にUdemy Businessを活用

次に、Udemy Businessを活用している社員に、活用状況をお聞きしました。同社では導入当初の期待通り、資格取得のために活用している社員が目立ちます。クラウド技術本部クラウド技術統括部クラウド技術部の渡邊涼雅さんは、2024年4月の入社後、早速Udemy Businessを活用し、AWS認定のSAA資格を取得しました。

クラウド技術本部クラウド技術統括部クラウド技術部の渡邊涼雅さん
クラウド技術本部クラウド技術統括部クラウド技術部の渡邊涼雅さん

「学生時代からUdemy Businessを使ってプログラミングを学んでいたので、非常に馴染みがありました。Udemy Businessのよい点は、ハンズオン形式で学べるため理解が深まりやすいことです」

入社5年目のDX推進技術本部技術統括2部DI技術部の柳瀬莉穂さんも、社内の口コミでAWS資格取得にUdemy Businessが効果的と聞き、活用を始めたと言います。

DX推進技術本部技術統括2部DI技術部の柳瀬莉穂さん

「私の部署ではデータ連携ツールを扱っており、そのシステムがクラウド上に構築されているため、AWSやAzureの資格取得を目指してUdemy Businessを活用しています。講座内容が実践的である点が気に入っています。資料などが豊富でわかりやすく、学んだ知識を業務に活かすことができます」

ビジネスインフラ技術本部システム基盤統括部事業推進部主査の伊澤光洋さんは、PMP資格取得を目指しています。

ビジネスインフラ技術本部システム基盤統括部事業推進部主査の伊澤光洋さん
ビジネスインフラ技術本部システム基盤統括部事業推進部主査の伊澤光洋さん

「同じ資格を目指す社内の仲間と学習の進捗を共有しながら、学びを進めています。『水曜日までにこのセクションを視聴して、金曜日に小テストを受けよう』など、具体的にスケジュールを決めて取り組むことで、モチベーションを維持できています。また、毎日朝食前の1時間と通勤の2時間をUdemy Businessにあて、学びを習慣化できました」

同部主任の本間裕基さんは、部内の勉強会を担当するにあたり、Udemy Businessを活用して知識をインプットし、学んだ内容を共有しています。

ビジネスインフラ技術本部システム基盤統括部事業推進部主任の本間裕基さん
ビジネスインフラ技術本部システム基盤統括部事業推進部主任の本間裕基さん

「勉強会のテーマ探しをきっかけにUdemy Businessを活用し始めたところ、現役技術者による実践的な講座が豊富に用意されていて、とても学習がしやすいと感じました。また、私は運用系の製品を扱う部署でプリセールスを担当しているため、いち早く最新技術をキャッチアップすることを心掛けています。Udemy Businessは、理解が不足している技術や単語をピンポイントで効率的に学べるのでとても重宝しています。お客様との打ち合わせでも、自信を持って話ができるようになりました」

今後のUdemy Business活用の展望を、谷津さんは次のように話します。
「中期経営計画の一環として『キャリア充実プログラム』を実施しています。これは社員一人ひとりが中長期的なキャリアを考え、それに応じた支援を会社が提供するものです。我々は、全技術者のキャリア自律を推進するために、今後もUdemy Businessをより効果的に活用できるような施策を企画・実施していきます」

企業名
株式会社アシスト
業種
情報サービス業
従業員数
1,337名(2024年4月現在) ※グループ会社含む

コンピュータ用パッケージソフトウェアの販売、技術サポート、教育およびコンサルティング。

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