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Udemy Businessで専門26職種を育成、社内学び文化定着へ

株式会社マイナビ

株式会社マイナビ

人材サービスやメディアサービスなど、多様なビジネスを展開する株式会社マイナビは、2022年10月にデジタルテクノロジー戦略本部を設置しました。これまで各部署に点在していたエンジニアやマーケターといった専門職人材が同部に集結し、デジタルイノベーションを推進しています。今回は、デジタルテクノロジー戦略本部の皆さまに、同部が設置された背景と人材育成の方針、Udemy Businessを活用した学習についてお話をうかがいました。

CX向上を図るため、各事業部のIT部門を1つに統合

2022年10月、マイナビは、就職、転職、人材紹介、ウェディングなどの各事業部に分散していたITとマーケティングの担当部門に加え、管理本部系のシステム部門を統合し、「デジタルテクノロジー戦略本部」を設置しました。同部には、エンジニアやマーケターなどの専門職が集結し、マイナビが展開する50以上のサービスを横断的に推進する全社的なプロジェクトを進めています。

これまでは各事業部が独自にサービスの開発・運用・マーケティングを行っており、事業部間及び管理本部系のシステム部門と各事業部の連携が不十分で、データやノウハウも共有されにくい状況でした。この状況では、急速に変化する社会に対応する新しいサービスの提供が難しくなっていたと、デジタルテクノロジー戦略本部のIT企画推進統括本部長、中村健二さんは説明します。

デジタルテクノロジー戦略本部のIT企画推進統括本部長 中村健二さん
デジタルテクノロジー戦略本部のIT企画推進統括本部長 中村健二さん

「お客様のニーズが多様化・複雑化する中、ユーザーのCX(顧客体験)を向上するためには、これまでにない新しいサービスや体験を提供することが求められていました。そこで、社内のデータやシステム、人材などのアセットを最適化し、テクノロジーとマーケティングを融合させたデジタルイノベーションを推進することが必要でした」(中村さん)

また、専門職の採用と育成を一元管理することで、人的資源の強化を図ることにしました。
「社内で統一した人材育成を行なっていなかったため、エンジニアの採用や教育、定着に大きな課題がありました。特に専門職人材が点在しているため、専門職人材同士の交流が少なく、キャリアパスが描きにくい状態を改善したいと考えました」(中村さん)

専門職人材の育成を強化するため、Udemy Businessを導入

経営戦略と連動した人材戦略を推進するため、デジタルテクノロジー戦略本部では、同部に所属するエンジニアやプログラマー、マーケターなど、26職種、約650人の社員一人ひとりの目標に合ったキャリア形成をサポートするため、新たな研修の導入を検討しました。

研修を検討する上でのポイントを、IT企画推進統括本部EX推進統括部 EX推進1部 組織開発1課 課長の石合美夕貴さんは、次のように述べます。

IT企画推進統括本部EX推進統括部 EX推進1部 組織開発1課 課長の石合美夕貴さん
IT企画推進統括本部EX推進統括部 EX推進1部 組織開発1課 課長の石合美夕貴さん

「26職種それぞれ合った研修を用意するのは、難しい状況でした。それなら外部研修で学べるようにすればよいと考え補助制度を導入しましたが、受講の申請や申し込みなど受講までに時間がかかるため、『明日の業務に活用できる技術を今すぐ学びたい』というニーズに応えられる環境にしようと、オンライン学習サービスを検討しました」

石合さんは同課のメンバーと、Udemy Businessを含め数社のサービスを2週間ほど試し、内容や難易度、操作性などの観点から比較検討しました。
「Udemy Businessは多様な講座が用意されているため、弊社のエンジニアやマーケターの業務にフィットした知識やスキルを得られると考え、導入を決めました。また何よりも現場からも『Udemy Business』を導入してほしいという声が届いていました」

月1回、1on1を実施し、学びの文化を醸成

2023年、同部は部内の全社員にUdemy Businessのアカウントを付与しました。導入初年度の目標は、Udemy Businessの浸透でした。同部で部内の研修全般に関わる阿部 祐香さんは、次のように話します。

「導入当初は、Udemy Businessを利用する社員、そうでない社員が二極化していました。その理由は多くの社員に学習習慣がないからだと考え、『3か月間で、社員一人ひとりが、Udemy Businessの好きな講座の動画を10本視聴する』という目標を設定しました。目標を達成するまでは、業務時間内でもUdemy Businessを視聴してもよいとし、まずは視聴してもらえるようにしました」

同時に、阿部さんはUdemy Businessの視聴状況について分析しました。すると、年次や部署ごとに視聴時間に差があることがわかりました。若手でサービス開発を担う商用開発系部署の社員の学習時間は長いものの、それ以外の層の視聴時間は短い状況でした。分析結果を基に、学習時間が短い部署の上長にヒアリングして、その要因を探りました。
「職種や部署ごとに、学習に対する考え方や上司と部下のコミュニケーションに差があることがわかり、各部署に合った学習促進の施策を練っていきました。その1つが、学習習慣がない社員向けの施策である、個人の学習状況を可視化したシートです。毎月、部下の学習状況を記録したシートを所属長に配信し、1on1などで活用してもらうようにしました」

阿部さんも、このシートを用いて上司と面談することのメリットを感じていると話します。
「Udemy Businessは講座数がとても多いため、導入当初はどの講座を受ければよいのか迷うこともありました。月1回の1on1では、上司から目指すキャリアに向けて、必要なスキルについてアドバイスをもらえるようになりました。そのスキルが身に付く講座を選ぶことができるようになり、私自身、より学習がしやすくなりました」

そのほか、Udemy Businessを活用した資格取得の奨励制度や学習した内容をアウトプットできる場も活用してもらえるよう促進しました。それらの施策の結果、2023年度末には、Udemy Businessの未学習者の割合は、全社員の18%から9%に減少。好きな講座の動画を10本以上視聴するという目標を達成した社員は、全社員の70%以上に上りました。

導入2年目の2024年度は、学習モチベーションの維持・向上に取り組んでいます。人気講座の紹介のほか、Udemy Businessを活用している社員にインタビューして、学びをどのように業務に活かしているかなどの情報発信をしています。

同部の設置によって、一人ひとりの社員のキャリア希望に柔軟に対応できる組織になったと、石合さんは話します
「縦割りで事業を展開していた時代には、事業部内でステップアップする道しかありませんでした。今回、専門職が一堂に会することになり、多様なキャリアパスが生まれたというメリットがありました。実際、開発エンジニアからシステムエンジニアに、システムエンジニアからマーケターにキャリアチェンジした社員もいます。誰もがやりがいを持って働ける環境の整備により、社員のエンゲージメントも向上し、離職防止や採用コスト削減にもつながっています。これからも専門職人材が多様な挑戦ができる環境を整えていきたいと思います」

Udemy Businessを活用して新卒社員も自らキャリアを切り拓く

デジタルテクノロジー戦略本部 エンジニアリング統括本部 ITディベロップメント第2統括部 ITディベロップメント1部開発3課の牧野 航大さんは、大学時代、自動車のエンジンや流体工学の研究に取り組んでいましたが、大学を休学してベトナムのIT企業でインターンシップを経験したことがきっかけで、IT業界に興味を持ち、IT/WEB職として入社しました。

デジタルテクノロジー戦略本部 エンジニアリング統括本部 ITディベロップメント第2統括部 ITディベロップメント1部開発3課の牧野 航大さん
デジタルテクノロジー戦略本部 エンジニアリング統括本部 ITディベロップメント第2統括部 ITディベロップメント1部開発3課の牧野 航大さん

「情報系学部出身の同期に比べて、自分は知識やスキルの不足を感じていました。入社後、Udemy Businessを自由に受講できると分かり、早速活用しました」(牧野さん)

牧野さんは、主に新しい知識・技術の習得するため、Udemy Businessを活用しています。
「これまで主にフロントエンドの開発に携わっていましたが、最近バックエンドの開発にも関わることになり、Webアプリケーション開発のフレームワークである『Rails』を用いて開発することになりました。しかし、私には全く経験がありませんでした。そこで、Udemy Businessにあった『Rails』の10時間程度の入門動画で体系的に学び、基礎知識を得ました。並行して、業務を進めていてわからないことが出てきたら個々の技術に関する動画も視聴し、次の日の業務に活かすといった2つの軸で学んでいきました」

牧野さんは、Udemy Businessで学習するメリットを3つ挙げます。
「1つめは、忙しい社会人でも効率的に学べるということです。通勤時間にスマートフォンで受講でき、細かいセクションに分かれているため、知りたい部分をピンポイントで学べます。2つめは、動画を見ながらハンズオンで学べるということです。習得したい技術に関わる講座は、自宅のパソコンを開いて、手を動かしながら学習しています。3つめは、多様な講座が揃っているということです。同じ技術でも様々な講師の講座が用意されているため、話し方や資料の見せ方など、自分が学びやすいものを選んでいます」

平日は通勤時間を含めて2時間程度、休日は多いときは8時間程度、自主的に学習しているという牧野さん。そのようにストイックに学んでいる背景には、憧れの先輩の存在がありました。
「30代でプロジェクトマネージャーとして活躍している先輩は、フロントからバックエンド、インフラまで、すべての分野の技術に精通していて、私が質問したらすぐに答えてくれます。私も30歳までに先輩のようなプロジェクトマネージャーになりたいと思っています。その目標に向けて、Udemy Businessを活用して、業務に関わる知識や技術を身につけるとともに、自分のキャリアを広げるための学習を継続していきます」(牧野さん)

企業名
株式会社マイナビ
業種
サービス業
従業員数
約14,300名(グループ全体、2024年4月現在)

就職・転職・アルバイトなどの人材サービスや、ニュースメディアをはじめとした生活情報サイトの運営など多岐にわたる事業を展開

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