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自律的なキャリア形成・ラーニングカルチャー醸成促進に向けたUdemy Businessの導入

導入事例
パナソニック コネクト株式会社パナソニック コネクト株式会社
導入企業情報
企業名
パナソニック コネクト株式会社
業種
ソリューション事業
従業員数
25,000名(2021年3月31日現在)

「航空」「製造」「エンターテインメント」「流通」「物流」「パブリック(公共)」分野向け機器の開発/製造/販売、並びに、システムインテグレーション/施工/保守・メンテナンス、及び、サービスを含むソリューションの提供

 パナソニックグループ全体のB2Bソリューション事業を担うパナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社。同社では、主にソリューションビジネスにおいてお客様の課題解決に貢献できる人材の育成が急務とし、社員の自律的なキャリア形成を促進するため、2020年度からUdemy Businessを導入しました。

 同社の人材開発方針やUdemy Business導入の背景、社内での活用促進について、同社の人材開発担当の中島好博さんと平田慶介さんにお話を聞きました。

SCM領域を中心としたソリューションビジネスを牽引する人材育成が急務

 パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社は、パナソニックグループ全体のB2Bソリューション事業を担うカンパニーです。バナソニックグループが創業100年の歴史で蓄積した知見を生かし、主に「航空」「製造」「エンターテインメント」「流通」「物流」「パブリック」の6つの領域において、お客様と繋がり、IoTで商品・人を繋げるソリューションを提供することでお客様の経営に貢献してきました。

 同社では、2018年から事業ステートメントとして「現場プロセスイノベーション」を掲げ、お客様の現場に寄り添い、お客様そして社会の課題を解決し、より良い生活、世界の実現を目指してきました。平田さんは、重点事業領域の中でも、今後特に力を入れていきたいのが、製造や物流、流通分野のサプライチェーンマネジメント(以下、SCM)領域だと話します。

 「パナソニックのセンシング技術を活用した多彩なエッジデバイス群で、これまでアナログであった現場の各種情報をデジタルで見える化し、そのデータ活用でプロセスを自動化し最適化された現場により生産性を向上させることで、企業内だけでなく、企業間をまたぐサプライチェーン全体の最適化・高度化をすることで社会に貢献していきたいと考えています。」

 そこで、パナソニックは、世界最大のサプライチェーン・ソフトウェア企業である米Blue Yonderを買収。Blue Yonderは、サプライチェーンの分野で人工知能を活用して製品の需要や納期を予測するソフトウェア開発を手掛けており、大手製造企業や物流企業を顧客に持っています。

 「パナソニックの「現場プロセス事業」とBlue Yonderの「世界トップクラスSCMソリューション」を融合させ、お客様のサプライチェーンに貢献する新しいソリューションを提供していきたいと考えています。パナソニックといえば、家電や照明などの目に見えるプロダクトの開発・販売を得意としてきましたが、今後はソリューションビジネスを担う人材の育成が今まで以上に重要だと考えています」と中島さんは話します。

人材開発・キャリア開発 総括担当主幹  中島 好博さん

 

自律的なキャリア形成を推進するためUdemy Businessを導入

 「これまでの社員研修は階層別研修が中心で、変化の激しい時代において個々の強みを生かしたキャリア形成を会社として促進する上で、そうした研修だけでよいのかという課題認識がありました。Society5.0の実現に向けて、社会人となった後も新たな知識や技能、教養を身につける自律的なキャリア形成の支援が重要だとされる中、社員一人ひとりが自分の市場価値を意識して、自律的に学べる環境を作る必要があると考えました」

 そこで、検討したのが、社員が自律的に学習できるラーニングプラットフォームの導入だったと平田さんは話します。

 「当社を今後どの様に成長させていくか考えたときに、デジタルやテクノロジーの活用は不可欠です。社会の進展に対応できる人材開発のあり方を検討する中で出会ったのが、Udemy Businessでした。他社サービスも検討しましたが、Udemy Business導入の決め手になった点は3点あります。1点目は、コンテンツが陳腐化しないということです。社内研修だけではつい陳腐化してしまいがちですが、Udemy Businessは常にコンテンツがアップデートされ続けていくことに魅力を感じています。2点目はソフトウェアなど最新技術に関するコンテンツが豊富にあるともに、幅広いジャンルの研修コンテンツがある、ということでした。日本語コンテンツだけでなく、様々な言語に対応したコンテンツがあることから多種多様なニーズに対応できると考えています。3点目は、サポート体制です。日本国内では、ベネッセコーポレーションがサービスを提供しており、導入前からセキュリティやシステムについての様々な相談に応じてもらい、安心して利用できると感じました」

人材・組織開発企画課 課長 平田慶介さん

積極的な利用促進を行いラーニングカルチャーの根付く企業風土に

 会社の成長には社員一人一人自律的なキャリア形成促進が不可欠であると考え、Udemy Businessを導入した同社。Udemy Businessの利用は希望制で、現在約2500人の社員が利用し、2021年11月からはより多くの社員への展開を予定しています。2021年4月に入社した新卒社員には全員にアカウントを付与し、新人研修の中で自律的にUdemy Businessの講座を受講できる時間を設けました。
 「新入社員の皆さんに対して、入社してすぐにUdemy Businessを利用可能にし、学び続けることで自分の市場価値を高めて続けて欲しいという会社のメッセージを伝えたいと考えました」(平田さん)

 Udemy Businessの活用促進も人材・組織開発企画課が担っています。週1回から2回程度、Udemy Businessの講座を中心としたキャリア形成に関わる情報をメールや社内チャットで発信。月ごとにUdemy Businessの活用目標を立て、その目標から逆算した情報をまとめているそうです。例えば、8月は夏休みの利用促進を目的にした内容を企画し、おすすめの講座を選定して発信。結果として、選定した講座の登録率が上がったそうです。
 情報発信の頻度が多いので、担当者の負担にならないよう、部門内で記事作成を行うだけでなく、ベネッセコーポレーションのカスタマーサクセス担当と相談して取得した情報をメンバー内で共有し、その要旨をまとめて発信することもあると言います。

 また、社内チャット内に設けられた「Udemyの広場」というチャネルでは利用者による意見交換の場も設けられています。

 「Udemy Business導入から数か月で既に約1000人が参加しています。基本的な使い方の質問から、利用者による受講の感想など利用者自身による書き込みが積極的に行われています。人事だけでは対応しきれない部分についてはIT部門と連携するなど、会社一丸となって協力して進めています」(平田さん)

 そうした積極的な活用促進を行うのは「Udemy Businessを起点としたラーニングカルチャーを作りたい」という思いからだそうです。

 「当社では、上司と部下が1対1で面談を行う『1on1』を取り入れています。面談では目標の進捗や将来のキャリアプランなどについて話し合い、社員の成長支援を行っています。『1on1』の場で、『今週はUdemy Businessでこんな講座を受けました』といった話題が当たり前に上がるようなカルチャーをつくりたいと考えています。そうしたラーニングカルチャーの醸成を目指すため、導入1年目は社員がUdemy Businessに接触する回数を増やそうと考え、定期的な情報発信を行っています」(平田さん)

Udemyの広場 イメージ図(インタビューをもとにベネッセが作成)

 また、人事だけでの活用推進には限界があると導入当初から想定しており、部署ごとに自主的な活用も行っているそうです。例えば、IT部門では所属する社員全員がUdemy Businessを受講しており、Udemy Business の「ラーニングパス」という機能を用い、データサイエンティストなど、職能別にどのような講座を受講すべきか設定するなどの独自の活用推進を行っています。

 その他の部門でも、積極的に学習を進める社員が増えてきており、「完全に個人任せにするのではなく、最初の一歩を支援することができれば、その後は上司や同僚とのコミュニケーションを通じて学習を進められる人も多くいます。人事が完璧なカリキュラムを作るという考え方ではなく、社員が自分で学びたいことを主体的に学ぶのを支援しつつ、会社として習得してほしいスキルにあった講座等を整理することも、並行して進めていきたいです」と平田さんは語ります。

役職や年齢に関係なく学びの機会を提供し、多様な人材が輝ける職場へ

 外部環境の変化に伴い働き方が変わる中、社員が自分の好きなときに、好きなコンテンツを受けられるというオンラインベースでの学習のメリットが浸透。Udemy Business登録者は、順調に増加しているそうです。

 「従来の研修体系だと、所属部署やキャリアパスによって充実した研修を受けられる人とそうでない人の差がつくこともありました。Udemy Businessは、希望すれば誰でもアカウントが取れ、学びの機会の公平性を感じています。これまでの研修制度では、光のあたりにくかった社員が輝くチャンスが増えればと考えています」(中島さん)

 一般的に、自律的に学習しているのは若手社員が多く、これまでの経験やノウハウに頼りがちなベテラン社員においては、エンゲージメントが低下している傾向も見受けられます。同社でもそうした世代の学びに力を入れていきたいと中島さんは語ります。

 「若手社員だけでなく自律的にベテラン社員が学んでくれれば、会社の成長がより加速していくと考えています。2022年には、当たり前に学び・学びあうカルチャーが定着し、社員一人ひとりが自走してくれることが目標です。会社と社員、双方が自律し、自分の人生を自分でデザインする意識が根づいて欲しいと考えています」(中島さん)

 今後の展望について、同社の常務CHROである新家さんも期待を寄せている。

 「世界がグローバルに繋がり外部環境が急速に変化する現在、自ら問いを立て、挑戦し続けなければ成長が見込めないため、個人の自律的な行動を促す取り組みが今後ますます重要になってくると考えています。
 パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社はパナソニックグループの持株会社制への移行に伴い2022年4月よりパナソニック コネクト株式会社という独立した事業会社になりますが、社員一人一人の自律的なキャリア形成を支える取り組みの一貫としてUdemy Businessを積極的に活用することで、常に活力にあふれたヒト・組織・カルチャーを実現する会社へと発展し、お客様そして社会の課題を解決し、A Better Life, A Better Worldを実現します」(新家さん)

パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社
常務 CHRO 新家 伸浩さん
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