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キャリア自律を推進するため、グループでの学び合いを実施し、学び続ける風土を醸成

導入事例
株式会社デンソー株式会社デンソー
導入企業情報
企業名
株式会社デンソー
業種
自動車・自動車部品
従業員数
単体45,152名 連結167,950名(2022年3月末時点)

自動車用システム製品(パワートレイン機器、熱機器、エレクトロニクス、モータ、情報安全)、生活関連機器製品、産業機器製品等の開発・製造・販売。

「実現力のプロフェッショナル集団」をめざすため、キャリア自律を推進

株式会社デンソーは、トヨタグループをはじめ世界の名だたる自動車メーカーに、自動車部品やシステムを供給する自動車部品メーカーです。2021年3月期の売上収益は4.9兆円と、自動車部品メーカーの中では、世界第2位の事業規模を誇っています。

人事部人財・組織開発室人財・組織開発2課長の都築 浩一郎さん
人事部人財・組織開発室人財・組織開発2課長の都築 浩一郎さん

「社会の変化、IoT・AIの進化により、モビリティ領域では電動化や自動運転の動きが加速しており、当社を取り巻く環境は大変革期を迎えています。そこで、当グループでは2017年に、『2030年長期ビジョン』を策定し、『環境』と『安心』に関する取り組みに力を入れ、サステナビリティ経営を加速させています。具体的には、『環境』では2035年にカーボンニュートラルを、『安心』ではクルマによる交通事故ゼロを目指すため、電動化や自動運転などの事業に経営資源を注入していきたいと考えました」と人事部人財・組織開発室人財・組織開発2課長の都築浩一郎さんは語ります。

その後、電動化や自動運転などの事業は急成長を遂げますが、コロナ禍で事業環境は大きく変化。そこで2020年に、デンソー変革プラン「Reborn21」を策定し、経営改革に取り組みました。

デンソー変革プラン「Reborn21」を策定

「『環境』と『安心』の大義を実現するには、社員の意識・行動変革が必要だと考え、全社員で経営課題を議論する変革の日を設けるなどして、挑戦する風土の醸成を目指してきました。そして2021年には、『PROGRESS』という人財・組織改革にも取り組み始めたのです。これまで私たちは高い技術力を武器に、“世界初”の製品を100以上も開発するなど、お客様に対してさまざまな『できる』を実現してきました。これからも社会とすべての人の幸せを実現するために、『実現力のプロフェッショナル集団』でありたいと考えました」

「PROGRESS」は、「キャリア」、「人財育成」、「評価・処遇」、「働き方・カルチャー」の4つの柱から成り立っています。それらの中心として位置づけられているのが、従業員が自らのキャリアについて主体的に考え、自らキャリア形成に取り組む「キャリア自律」です。同課の菅智光さんは、その重要性を次のように述べます。

「PROGRESS」が、「キャリア」、「人財育成」、「評価・処遇」、「働き方・カルチャー」の4つの柱から成り立っている図
人事部人財・組織開発室人財・組織開発2課  菅 智光さん
人事部人財・組織開発室人財・組織開発2課 菅 智光さん

「これまで当社では、仕事の機会付与や異動は会社主導で決めることが多かったですが、これからは自分の意志でチャンスをつかんでほしいと考えています。それは、全社員のアンケートのデータ分析した結果、『仕事を通じた成長実感があること』『自分のキャリアプランを描き実行できていること』などが仕事のやりがいを高める要因に挙げられたからです。そこで、キャリア自律を目指すには、社員一人ひとりがなりたい自分を描き、自学・自走で学べる環境を整備することが重要だと考えました」

グループで学び合う環境をつくり、自律的な学びを継続させる

人事部では、自学・自走で学ぶ環境を整備するため、オンライン学習プラットフォームの導入を検討しました。複数のサービスの中からUdemy Businessを選んだ理由は3点あると同課の伊藤千佳子さんは説明します。

人事部人財・組織開発室人財・組織開発2課  伊藤 千佳子さん
人事部人財・組織開発室人財・組織開発2課 伊藤 千佳子さん

「1点目は、当社が社員に身につけてほしいと考えていた、IT・DX分野の最新知識が提供されていることです。2点目は、忙しい社員がスマートフォンでも学べるアプリケーションが用意されていることです。3点目は、利用ユーザーから評価が高い実務的な内容が選定されていることです。私たちは『実現力のプロフェッショナル集団』を目指しており、現場で使える実践的な内容を学べることが決め手になりました」

加えて同課では、Udemy Businessを用いて社員が自律的に学ぶ仕掛けを検討しました。それは過去に自律的な学びを定着させようとしても、社員の学びが継続しないという課題があったからだと伊藤さんは述べます。

「課内のメンバーでブレインストーミングを行い、eラーニングを継続してもらうには、学びの目的を明確にしてもらい学習の優先順位を高めてもらう必要があると考えました。また、研修に関する社員アンケートを分析した結果、『学んだことを共有する場がない』『社内外の人と学び合う機会がない』という課題も挙がりました。そこで、内発的動機から学びに向かえるような仕掛けをつくり、学び合いができる環境を整備することにしたのです」

まず、Udemy Businessの受講は希望制とし、申込時には、いつ何を学ぶのか、いつ学ぶつもりかを記入し、自己宣言してもらいました。

「なりたい自分を具体的に描き、それに向けて自律的に学ぶ意志ある社員に活用してほしいと考えたからです。今回は初めての試みでしたので、43〜47歳のキャリア研修を受講した社員と入社2年目の社員の希望者でスモールスタートし、徐々に利用拡大をしていくことにしました」(伊藤さん)

そして、学び合いを推進するため、部署の垣根を越えた5~6人で1組の「学びグループ」をつくりました。人事が受講者全員参加のキックオフ会を開催し、グループの顔合わせと次の活動日を設定するまではサポートしましたが、その後どのように学習を進めていくかは、各グループに任せることにしました。そのねらいを伊藤さんは次のように話します。

「仲間から刺激を受けながら学ぶ場を設けることで、『みんなも頑張っているから、自分も頑張ろう』といった個人の学習意欲を引き出す目的です。人事部が学習時間や内容を決めるのではなく、グループに活動内容を委ねることに当初は不安もありましたが、予想以上に活発に活動してくれています」

学び合いが活発に継続しているのは、「社内の学習状況を可視化していることもプラスに影響しているのでは」と伊藤さんは推測します。視聴時間が多いグループや個人のランキング、社内で受講者数が多い講座などを月1回ダッシュボードにまとめ、社内チャットに配信しました。年度末には、視聴時間の多い個人や学びグループ活動が活発だったグループへの褒賞を予定しているといいます。

自律的に学んでもらう仕掛けを検討

そうした取り組みの結果、受講前に比べ、自主的な学習時間が増えた人が約6割もいました。特に40代の受講者の月間学習時間の平均は9.75時間と、Udemy Businessが調査した社会人の平均を6時間以上も上回っています。

「ほかの年代層からもUdemy Businessを導入したいという問い合わせがあり、受講者拡大を予定しています。また、この活動は社内の部門やグループ会社にも広がりつつあり、スモールスタートとして当初330名の予定が、結果としてデンソーグループ全体で1400名まで拡大しています。今年度の状況を分析し、社員の学びの継続や学び合いをさらに活性化するための仕掛けを企画したいです。また、本取り組みがキャリア自律にどのように寄与しているかを分析し、今後の人事施策の立案に活用していきたいです」(伊藤さん)

グループで学び合うことで、学びがさらに深まる

次に、同社でUdemy Businessを受講している入社2年目の社員の方々に、Udemy Businessの利用状況についてお聞きしました。5人は、所属部署は異なりますが、同じ学びグループに所属し、ソフトウェア系の学習を進めています。

Udemy Businessを受講している入社2年目の社員の方々
学びグループ参加の皆さん

ソフト生産革新部の吉沢崚さんは、グループ活動の内容を次のように説明します。

「月1回、グループ発表日を設け、各々がどのような講座を学んだのかを共有することにしました。学んだことをアウトプットする場がなければ、学習を怠けてしまうと思ったからです。実際、私は発表日が近づき慌てて講座を受講することもあったため、グループ活動があることで学びを継続できると感じます」

発表頻度を月1回にしたのは、仕事との両立を考えて決めたと先進モビリティシステム事業開発部の加藤正純さんは話します。

「まだ入社2年目なので業務で覚えることも多く、毎週や隔週の発表では十分に学習時間がとれないと考え、月1回の発表にしました。活動時間は1時間とし、Udemy Businessで学習した内容をスライド1枚にまとめ、1人2〜3分間の持ち時間でプレゼンテーションを行います。発表後は質疑応答の時間を設け、学んだことを深めあう時間も設けています」

ソフトウェア技術3部の石丸紗椰さんは、ソフトウェアの設計に携わっています。

「仕事でPythonを使うことがあるので、さらに知識を深めたいと考え、Pythonの初級講座を受講しています。Udemy Businessは同じプログラム言語やアプリケーションでも豊富な講座が用意されているため、どの講座を受けるべきか迷ってしまうこともあります。そんな時はメンバーに相談できるのもグループ学習のよいところです」

AD&ADAS電子技術部の金盛ほなみさんも、グループ発表日があることで学びが深まると話します。

「発表資料の準備中に自分が整理できていない部分が明らかになることが多く、仲間と学ぶ方が一人で学ぶよりも理解が深まると感じています。また、Udemy Businessのよいところは、いつでもどこでも手軽に学べるところです。私は昼休憩中や料理中中にスマートフォンを使って学習しています」

ソフトウェア技術2部の白木和季さんは、自分と同じ講座を受講したメンバーから、別の視点から意見を聞くことで視野が広げられると述べます。

「メンバーの所属部署はバラバラです。そのため、同じソフトウェア設計のプロセスに関する講座を受講していても、どの部分を業務に役立てているかは異なることがわかりました。そうした意見交換のおかげで、他の部署の業務に関する理解も深められ、とても勉強になります。現在、私は業務効率化に取り組んでいるため、Pythonなどの言語を習得する必要を感じているので、Udemy Businessを使って効率よく学んでいきたいです」

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