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システムエンジニア向け研修の刷新にUdemy Businessを活用
現場主導で進めた人材育成改革で「自ら学ぶ人材」の育成をめざす

システムズ・デザイン株式会社

システムズ・デザイン株式会社

システムズ・デザイン株式会社は、お客様のニーズに合わせた最適なITソリューションを提供する、総合情報サービス企業です。2022年からシステム開発部門の全社員を対象にUdemy Businessを活用した社員教育を開始し、主にシステムエンジニアのスキルの底上げに取り組んでいます。

今回は取締役の岡田さん・執行役員の兜木(かぶとぎ)さん・第1システム事業部 ビジネスソリューション部長の齋藤さんに、Udemy Businessの活用状況や今後の学びの展望について伺いました。

Udemy Business導入によりeラーニングの受講率が改善、社員の学習意欲も向上

システムズ・デザインは独立系SIerとしてシステムの設計から構築までを担うシステム開発事業と、バックオフィスやビジネスプロセスの円滑な運用をサポートするアウトソーシング事業を運営している会社です。

「Udemy Businessの導入前は他社の受け放題のeラーニングを使っていましたが、ITに関連する講座が少なく、情報も古いことから受講率は高くありませんでした。そこでJavaやPythonといった現場で必要なスキルに関する講座が多く、最新情報を取得できる点から2022年にUdemy Businessを導入しました」と齋藤さん。

第1システム事業部 ビジネスソリューション部長 齋藤 直樹さん
第1システム事業部 ビジネスソリューション部長 齋藤 直樹さん

また、次々と新しい技術が生まれるIT業界では、常に最新情報をキャッチアップする必要があります。
「システムエンジニアは仕事柄、携わるプロジェクトの内容に合わせてさまざまな開発言語を学ぶことが求められます。そこでUdemy Businessを活用して知識・スキルを補強してほしいと考え、システム開発部門の全社員にアカウントを付与することに決めました」(齋藤さん)

現在は、システム開発部門の全員にアカウントを付与。新入社員や中途社員も初月からUdemy Businessを利用することができます。現場に必要なスキルに関する最新情報を取得できる講座が増えたことで、受講率も改善し、社員の学習意欲向上に貢献しています。

「管理職と現場で、求めるスキル内容に違いが」新たな育成課題に直面

Udemy Businessを導入して1年が経過し、活用する社員が増えてきた頃、新たな育成課題が持ち上がりました。それは「等級別の必要なスキルがあいまいであること」です。

システムズ・デザインでは、等級による人事評価を実施しています。等級とは役割や成果責任の格付けであり、一人ひとりに対して「新人レベル」「プロジェクトリーダー」といった役割を定めている、査定にも直結した制度です。一方、「具体的にどんなスキルがあれば一人前のプロジェクトリーダーになれるのか」等の詳細なスキルはあいまいでした。

兜木さんは当時の状況について「以前から等級別制度は存在していましたが、具体的なスキルの定義まではなされていませんでした。それにより、現場から『この等級に上がるために、具体的に何ができるようになればいいですか』という質問が寄せられていました。加えて、評価も上司の判断に依存してしまう傾向があり、等級別に必要なスキルを整理する必要があると考えました」と説明します。

執行役員 兜木 亨さん
執行役員 兜木 亨さん

この課題を解決すべく中心となったチームが、現場主導で制度改革を行う「リソースマネジメントタスクフォース」です(以後「タスクフォース」)。2023年4月に設立し、現場で必要とされるリソースマネジメントを把握し、それに伴う教育制度を整えることを目的としてシステム開発部の部長職以上が集まった組織です。

ITSSをベースにスキルの言語化・標準化を開始

「タスクフォース」ではまず、管理職が等級に求めるスキルを言語化し、一覧にまとめました。その後、求めるスキルをIPA(情報処理推進機構)のITSS(ITスキルスタンダード)に沿って定義しました。

齋藤さんは「タスクフォースは管理職が集まった組織ですが、『当社が求めるスキルって何だろう』といっても、管理職によって感じ方・考え方が微妙に異なりました。その細かな違いが評価のズレへとつながらないよう、まずは共通化することが重要だと考えました」と振り返ります。

図1 取り組み概要 *別途実施したセミナー資料より抜粋
図1 取り組み概要 *別途実施したセミナー資料より抜粋

等級別ラーニングパスの制度化で、学びに向かいやすい仕組みづくり

そのうえで定義したスキルを学ぶためのコンテンツとして、Udemy Businessのラーニングパス機能を活用しています。全体の講座から80講座以上を選定し、等級ごとに必要なスキルを学べる「等級別ラーニングパス」を作成しました。

図2 マッピングイメージ *別途実施したセミナー資料より抜粋
図2 マッピングイメージ *別途実施したセミナー資料より抜粋

「ラーニングパスは必須講座と任意講座に分け、必須講座は業務扱いとし、残業代を支給する運用としています。必須講座は一人あたり40時間程度に設定して、半年から2年ほどで受講完了できるようにしました。加えて、Udemy Businessの受講を等級昇格のための前提条件とすることで、社員の受講に対するモチベーションアップを図っています」(齋藤さん)

ただし、あくまでも研修であることから「『受講すれば等級が上がる』または『受講しなければ昇格できない』といった印象を社員に与えるのは本意ではない」と齋藤さんは説明します。システムエンジニアとして着実に成長することや、業務で成果を出せる状態をめざすための成長の機会として、社員にはUdemy Businessを前向きに活用してほしいと呼びかけています。実際に現場社員からは、「『このスキルを習得すれば昇格につながる』という指標が明確になり、モチベーションが上がった」、「体系的に学べることで、スキルアップの実感を得られた」といった前向きな声があがっているそうです。

図2 ラーニングパスの例 *別途実施したセミナー資料より抜粋
図2 ラーニングパスの例 *別途実施したセミナー資料より抜粋

オリジナル動画を活用し自社独自の社員教育を強化

等級別のスキルを学ぶ仕組みとして等級別ラーニングパスを整備したことに加え、システムズ・デザインではUdemy Business内で自社が制作した動画を公開し、社員教育に活用しています。

オリジナル動画について齋藤さんは「Udemy Businessは、当社の人材育成戦略を実現するためのツールの1つだと捉えているため、社員向けの講義動画を制作・公開しました。現在は取締役の岡田がプロジェクトマネジメントについて教える動画など数本をアップしており、社員のレベルやニーズに合わせて今後も随時追加していく予定です」と話します。

図3 オリジナル動画 *別途実施したセミナー資料より抜粋
図3 オリジナル動画 *別途実施したセミナー資料より抜粋

また、等級別ラーニングパスを研修に導入する際にも、社員へ周知のための文章を送ると同時に動画も配信しました。文章や動画では、社内の等級制度とスキルアップが結びついていること、そして社員自身の持続的な成長にもつながる学びの場を用意したことなどを伝えています。

「システムズ・デザインの社員はお客様先に常駐しているメンバーも多いため、会社の想いや取り組みの背景を丁寧に伝えることは普段から強く意識している」と齋藤さんは説明します。Udemy Businessの受講が目的ではなく、その先にある社員の成長が目的であることを強調しながら、自律的に学び続ける人材の育成に向けて働きかけを続けています。

社内にリスキリング文化を根づかせ、世の中で広く活躍できるエンジニアを育てたい

Udemy Businessの学習で期待する成果について、齋藤さんは「社員には世の中で広く通用するシステムエンジニアになってほしい」と期待を語ります。自社のプロジェクトに付随する知識だけでなく、今回作成した標準スキルを身につけ、どんな企業・案件にも対応できる人材になることが理想の姿です。

また、今後の目標として社内に自発的なリスキリング文化を作ることも掲げています。「Udemy Businessを導入した狙いの一つに、同一の学習環境を用意することで、自ら学ぶ習慣をつけてもらいたいという考えがありました。また、単に知識を仕入れて終わりではなく、それをいかに有効活用するかが重要なポイントとなるため、その導線に上司やリーダーがどう導いていくかも今後検討していきたいです」(岡田さん)

取締役 岡田 秀明さん
取締役 岡田 秀明さん

さらに制度改革のノウハウを活かし、中堅・中小企業向けの人材教育ソリューションを展開することも視野に入れているシステムズ・デザイン株式会社。その地盤固めとして、まずは社内実践でPDCAを回し、より良いソリューションに育てたいと考えます。

企業名
システムズ・デザイン株式会社
業種
総合情報サービス業
従業員数
連結545名(2025年4月1日現在、正社員数) 

1967年の創業から60年近くにわたり、情報システムの企画・開発・運用から業務のアウトソーシングまで、企業のビジネスをIT分野から幅広くサポートしています。「人とデジタル技術でより良い社会を実現する」というコーポレートスローガンのもと、時代のニーズを先取りしながらお客様のベストパートナーとして飛躍し続けることをめざしています。

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